今日もホームページをご覧いただきありがとうございます。先日までの酷暑が嘘のように涼しく、爽やかな気候になりましたね。爽快な青空のもと仕事に向かうために車を走らせているだけなのに、なぜか爽快な気分になります。個人的に秋って大好きです。
さて、私が探偵、調査業を始めて10余年以上経ちますが、時代って本当に目まぐるしく変わってるなあとしみじみ思います。今ではみなさんが日常的に使っているスマホですが日本では2008年の2代目「iPhone3G」から販売が始まり、次いで2009年にAndroidスマホが登場したそうです。ちなみに2009年のスマホ普及率は1%だったそうです。2015年に5割、2017年に7割、2019年に8割、2021年には9割を超え、2025年現在ではほとんどの人が所持するに至っているそうです。
このスマホの普及に伴って、浮気、不倫をするハードルが低くなったと私は思います。マッチングアプリを使って簡単に出会うことができるし、SNSを使っていつでもどこでも連絡を取り合うことができる。びっくりしたのですが既婚者向けのマッチングアプリというものまであるようです。私の頭が固いのかもしれませんが、「既婚者がマッチングしてどうするんやって!世の中乱れとる!!」と憤りを感じてしまいます。
日本では夫婦の6割がセックスレスというデータがあります。夫婦間はセックスレスですが【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ」の調査によると、2017年の浮気、不倫の経験率は特定のパートナー(恋人や結婚相手)がいるにもかかわらず浮気、不倫をしたことがあると答えた男性は全体で
37.0%。女性全体では24.4%でした。それが2020年にかけて、男性が37.0%から67.9%へ、女性が24.4%から46.3%へと、3年間で大幅に増加しているのです。この調査によると特定のパートナーのいる男性の2人に1人以上が過去に浮気、不倫を経験したことがあることになります。特に若年層(20〜40代)の男女で浮気、不倫経験率が高い傾向にあります。5年前の調査ですので、今ではもっと高い数字になっているかもしれません。
浮気、不倫期間は短期間(一夜限り〜3か月未満)や1〜3年が最も多いとされます。次いで(3か月〜半年)や(半年〜1年)も多く、これらの合計で半数近くを占めるとされます。一般的には1年ほどとされています。3年以上続くケースは約1割程度だといわれ、長期化すると関係が固定化しやすい傾向があります。不倫の期間は男性が1回限りという人が最も多いのに対し、女性は2〜3年の長期間の関係を維持する割合が最も高くなっています。
そして、浮気、不倫が短期間で終わる理由ですが一番目にあげられるのはやはり、浮気、不倫相手の配偶者にバレるためです。マスコミでもよく騒がれていますが、浮気、不倫をした芸能人が総スカンをくらっています。不倫が悪いこととされるのは法律上の不法行為であること、そしてパートナーや家族に多大な精神的苦痛を与える社会通念上の行為だからです。加えて浮気、不倫にはいつでも罪悪感や不安感が付きまといます。家族に隠し事をしている罪悪感や相手を独占できない苦しさ、バレた時の会社や地域での評判の悪化、良心の呵責に耐えられなくなり別れることもあります。不倫相手の言動や行動に幻滅したり、本性が見えたりして気持ちが冷めたり、あるいは嫌気がさして気持ちが離れることも別れの理由によくあることです。相手との不倫関係に飽きてしまうこともあります。
不倫が長期化する理由として、1年以上不倫が発覚せずに続けられた場合、関係がより定着しやすくなります。そうすると 相手が生活の一部になってしまったり、不倫相手に情が芽生えます。しかし、長く続いているからといって、必ずしも本気とは限りません。単に別れる理由がなく、都合の良い関係が続いている「腐れ縁」の可能性もあります。
不倫は短期でも長期でもリスクが伴います。不倫が「婚姻共同生活の平和の維持」という、法律上保護されるべき利益を侵害する行為であるためです。
状況によっては慰謝料の原因となる可能性もあります。不倫の時効は不倫の事実と相手を知ってから3年、または不法行為から20年の2パターンあります。 不法行為とは既婚者が配偶者以外の人物と肉体関係を持つこと(不貞行為)によって、配偶者の「婚姻共同生活の平和の維持という権利」を侵害し、精神的苦痛を与える行為のことです。不倫の時効は、3年と20年のいずれか先に到来する期間が経過した時点で消滅時効が完成します。 捕捉ですが、手を繋ぐ、キスをする行為だけでは法律上の不貞行為には該当しません。不倫の事実と加害者(配偶者と不倫相手)を知ったときから3年以内に権利を行使しなければ、消滅時効が完成して慰謝料の請求権が失われます。